余白はデザインの要素

余白の広さや形によって、全体の印象は大きく変わります。余白は余ったスペースではなく、デザインの要素の一部なのです。

  • 余白を生み出す

テキストや図版をレイアウトすると、周囲に余白が生まれます。余白は余ったスペースという見方をされがちです。特に余白が内容に見合っていない広さだったり、形がきれいでなかったりすると、不安定で美しさに欠けた紙面に見えてしまいます。

版面の周囲にはマージンという余白があります。ゆったりしたレイアウトにしたければマージンを広く、密度感を出したければ狭くしますが、他の余白も同様に内容に合わせて広さを決めます。つまり、余白は内容に合わせて広さを調節し、意図的に生み出すものなのです。

広さだけでなく形も大切です。例えば文章の行長がバラバラだと、余白の形もがたがたになります。行をそろえて、行長を調節することで、余白の形を美しく整えられます。また図などを規則正しく並べると均一の余白になりますが、並べ方に変化をつけることで、まとまった余白を生み出すことができます。整然と見せたいのか、ゆとりや余韻を表現したいのかを考えながら余白を演出しましょう。

  • 余白を生かす

視線や矢印などの先に大きく開けた余白は空間の広がりや奥行を感じさせます。ある文字の周囲だけに広い余白があると、他と隔離されてインパクトの強いものになります。必要な部分に従武運な余白がないと窮屈で不自然なレイアウトになります。

逆に意図しない場所にできた余白には物足りなさや空疎な感じを受けます。余白もテキストや図版同様に大切な要素の一つとして計画的にレイアウトしましょう。

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