版面率

  • 余白の広さで決まる版面率

版面は文字や図版、写真などをレイアウトするスペースです。周囲の余白をどれくらいとるかで、版面率が決まります。

  • 版面率とは

印刷物を作るときは、最初に判型を決める必要があります。判型とは、印刷物の仕上がりサイズです。用紙のA4.B5書籍特有の新書版、四六版、菊版、新聞なら、タブロイド版、ブランケット版などが一般的な定型です。これらに含まれないサイズを変型といいます。

判型の次に決めるのが、周囲にどれくらいの余白(マージン)をとるかです。マージンの広さによって、写真屋文章などをレイアウトする範囲の版面も決まります。マージンを広くとれば版面は狭くなります。このような紙面に占める版面の割合を版面率といいます。

  • 版面率とイメージ

チラシや雑誌などは、紙面をいっぱいに使ったデザインのものもありますが、必ず版面が想定されていて、伝えなくてはならない情報など大切な要素はその内側に配置されています。版面がわかりやすいのは小説のレイアウトでしょう。もっとも重要な要素である本文は版面の内側に収められ、ノンブル(ページ番号)や柱(ページ中で書名や章名などを示す文字)などの要素はマージンに配置されます。小説に限らず、書籍や雑誌では、版面やマージン、ノンブルの位置などの紙面設計をそろえることで、一冊を通してレイアウトの統一感を生んでいます。

版面率の違いによって、全体の印象は大きく変わります。一般的に、版面率が高いほどたくさんの情報を盛り込むことができ、勢いのあるにぎやかな印象を与えます。版面率を低くすると、盛り込める情報量は減りますが、穏やかで洗練された印象を与えます。

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