視線誘導とは何か

レイアウトにおける「視線誘導」とは伝えたい内容を見てほしい順番や重要度で理解してもらうために受け手の視線を適切に誘導することです。視線誘導がうまくいっていないと、受け手は情報をどこから読めばよいか迷ってしまい、結果として伝えたい内容が伝わらなくなります。

人の視線は縦組みの紙面ならば右上から左下へ、横組みの紙面なら左上から右下へと自然に流れます。あらかじめ整理した情報を自然な流れに逆らわずに配置していけば無理なく伝わります。

視線誘導はいわば重力のようなもので、上から下への流れのほうが強く働きます。そのため、流れ図などは横方向に流れていく図よりも、上から下へ流れていく図のほうが一目で伝わりやすくなります。

あえて自然な流れに逆らう

自然な流れで行う視線誘導はオーソドックスな内容やフォーマル内容では有効な手段ですが、凡庸な印象を与えてしまい、魅力に乏しくなることがあります。受け手に強い印象を与えたいようなときは、あえて自然な流れに逆らうレイアウトにすることでインパクトを狙うこともあります。このような場合は自然な流れに逆らっているぶん、視線誘導の仕掛けをしっかり組み立てないと見づらいレイアウトになってしまいます。

ただ要素の配置ン場所を変えただけではどこを最初に見ればよいかわからなくなるため、見てもらいたい流れに沿って視覚的に強調していく必要があります。例えば一番最初に見てほしいものをあえて紙面の中心や下に配置する場合、上に配置する場合と同等の強さでは視線を引き込むことはできません。誰が見ても一番目立つようにする工夫が必要です。

色を目立つ色にするなど配色で工夫したり、書体を太くする、インパクトのある写真やイラストなどを利用するなどして、視線を引き込みましょう。

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