柔らかさによる演出

  • 柔らかさとゆるさによる演出

やわらかな手書き文字やイラストをちりばめるのも、近年よく見られる手法の一つです。軽く仕上げた手書きの囲みやポイント的なイラストで構成紙、配色もあまりビビッドな色は使いません。一昔前ならば、ティーン以下の少女向け媒体で目にすることが多かった手法ですが、今は大人の女性向けの媒体でもよく見られるようになりました。

ただし、天道を重視したようなトラッド系やコンサバ系のファッション記事には似合いません。記事の内容もカジュアルなものであることが前提となります。

このタイプのレイアウトではあまり方向性を利用した視線誘導を行わないのがセオリーです。紙面の中でのメリハリはある程度必要ですが、見てもらう順番を厳密に想定せず、自由に目を動かしてもらえるようにします。このため、読者が紙面内の要素をランダムに見ても記事の意図や内容がしっかり伝わることが条件です。

  • 切り抜き写真を大胆に使う

躍動感のあるレイアウトでも出てきた切り抜き写真は可愛さの演出にも効果的です。切り抜き写真では背景を工夫できますから、角版の写真では感じさせるのが難しい可愛さのイメージを配色や模様で補強できるためです。

ただし、躍動感のように縦横無尽にレイアウトすると、元気がよすぎるイメージになりがちです。特に商品紹介などの場合は、背景の配色や模様で可愛さを強調しつつ、同時に写真のサイズは整えて、現実感を保ちましょう。フォントは部分的に手書き風のものをあしらって変化をつけてもよいでしょう。配色は暗いトーンだとシックな印象を与えるので、明るめのトーンが向いています。ポイントはそれぞれの要素に少し仕掛けをつけながらも、下品にならないようにまとめる点です。配色を同系色でまとめたり、要素の配置やサイズを整えるようにするとよいでしょう。

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