シンメトリーと高級感

伝統工芸の要素を取り入れる

古来から受け継がれる工芸品などの質感や装飾も高級感の演出に使われます。例えば、質の良い皮や紙などは、実際に印刷物には使うことはできませんが、写真を紙面全体の背景にしくことで見る人に高級感を感じさせることができます。

工芸品の装飾を利用する場合は、写真をそのまま使うと高級なものであってもかび臭い表現になりがちです。このような場合は、装飾の意匠を図案化して使用するとよいでしょう。

洋の東西どちらにも古くからある唐草模様などは、代表的な装飾です。内容に呈した模様を取り入れましょう。

  • シンメトリーと高級感

シンメトリーは安定感を感じさせ、高級感のあるものによく使われます。東洋ではシンメトリーを高級なものとする認識はあまりありませんが、西洋ではシンメトリーは最もフォーマルなレイアウトとされています。ただし、見た目が安定しすぎるため、面白味に欠けるように感じられることもあります。このような時は、対象の構図を崩す要素を配置します。

  • パートカラーの演出

高級感を演出するときは、配色もレイアウトもシンプルにまとめることが需要です。パートカラーはそれらを実現しやすい手法といえるでしょう。パートカラーはモノクロ写真の中で中心となる対象物だけをカラーにする手法を言います。余計な飾りなどを排して視覚的にすっきりと見せつつ、視線を対象物に誘導できます。また、配色も2色に絞れるので、この点からも高級感の演出には都合がよいといえます。

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